足の臭いへの対策

足の臭いへの対策は、いくつかあります。
大別すると、「悪臭の成分をなくす方法」と「悪臭の原因をなくす方法」の2つあります。

1.悪臭の成分をなくす方法
2.悪臭の原因をなくす方法

1と2は似ていますが、全く異なります。
臭いは、何か「原因」があって、そこから悪臭の元になる「臭い成分」がでてきます。

1は悪臭の元となる臭い成分を、中和させたり、吸着させたりしてなくす方法です。臭いの原因はなくなっていませんが、出てくる悪臭をなくすので、結果的に臭わなくなります。ただ、臭いの原因なくなっていないので、足の臭い対策グッズの効果がきれれば、臭ってきます。

2は、そもそもの悪臭の原因をなくす方法です。悪臭の原因がなくなれば、当然、臭いがしなくなります。ただ、人間である以上、悪臭の原因を完全になくすことは不可能です。よって、1と2の方法を併用することが大切です。

以下にて、この1と2の詳細を説明していきます。


足の臭いへの対策1〜悪臭の成分をなくす方法



まず、やってはいけない対策は、「香りがついたスプレーで、足の臭いを、ごまかすこと」です。芳香スプレーを使っても、悪臭の原因となる臭い成分はなくならないので、「香り」と「悪臭」がブレンドされて、ひどい臭いになります。本人は臭いを隠したつもりでも、実は、ものすごい悪臭になっていることが多々あるので、お勧めできません。

というわけで、悪臭の原因となる臭い成分をなくす「消臭スプレー」や「消臭剤」などを使うことが重要です。消臭スプレーや消臭剤は、芳香スプレーとは違って、悪臭の元となる臭い成分を、中和させたり、吸着したりするので、悪臭の成分をなくす効果があります。だから、足の臭いが少なくなるのです。

なお、消臭スプレーや消臭剤には、主に、臭いを吸収するタイプ(活性炭等)、臭いを中和・消臭するタイプ(消臭スプレー等)の2種類がありますが、いずれの「足の臭い対策グッズ」も、「消臭」という面では、大差がありません。ただ、「芳香」タイプのものを選ぶと、先に書いたようなことが起きるので、「消臭」という言葉が入っているものを選ぶようにしましょう。ただ、このような対策をしても、足の臭いの「原因」がなくなっていないので、効果があるのは一時的なので、悪臭の原因をなくす対策と併用することを、お勧めします。


足の臭いへの対策2〜悪臭の原因をなくす方法

足の臭いの原因は、靴、ブーツなどに貯まった「汗」「皮脂」をエサにして増殖した細菌やバクテリアです。そこで、エサである「汗」「皮脂」を少なくする方法や、細菌・バクテリアの増殖を抑える方法が有効です。ここでは、その対策について書いていきます。

まずは、「汗」「皮脂」などを少なくする方法です。
とにかく、足を清潔に保つことです。風呂に入ったときに、皮脂・角質を、とって、細菌・バクテリアの栄養となるものを作らないことです。これが基本で、最も重要なことです。あと、実は、脂っこいものを食べると、汗の量が増えるので、野菜中心の食生活をするといいでしょう。

次に、細菌・バクテリアの数を減らす方法です。
靴下やストッキングを抗菌のタイプのものにしましょう。抗菌だからといって、一切、細菌やバクテリアが発生しないかというと、そういうわけではありませんが、普通のものを使うよりも軽減効果が期待できます。

また、細菌・バクテリアは乾燥に弱いので、ブーツや靴を、3〜5足くらい用意して、毎日、履き替えるといいでしょう。なお、履いていないブーツや靴は、直射日光が当たらなくて、風通しがいいところに置いておくといいでしょう。そして、家では、素足でいるようにして、できるだけ足を乾燥させるようにしましょう。ただ、人間である以上、汗をかきますし、皮脂もでます。角質も発生します。また、細菌・バクテリアも発生します。つまり、悪臭の原因を完全になくすことは不可能なので、悪臭の成分をなくす方法と併用することをお勧めします。

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