繰上返済
繰上返済とは、ローンを返すとき、毎月の支払い以外に、まとまった金額を払い込んでローン残高を減らすことです。
どのくらいの金額を返済するのかで、以下の2種類の繰上返済があります。
1.全額繰上返済(ローンの残りを一度に返すこと)
2.一部繰上返済(残高の一部を返済すること)
また、繰上返済したとき、次回以降のローンをどうするのかで、以下の2種類の繰上返済があります。
1.期間短縮型
2.返済額軽減型
この2つどのように違うと思いますか?
冷静に考えてみると、わかると思いますよ、
たとえば、150万円の融資をうけて、毎月10万円支払っていて、15ヵ月で返済する予定だったとします。
そして、5ヵ月返済して、融資金額の残りが100万円とします。
このタイミングで、繰上返済で、50万円返したとします。
すると、残りの借金は、50万円ですよね。
この50万円をどのように返済していくのかで上記の2種類の繰上返済の方法があるのです。
今まで通りに返済していくのなら、毎月10万円なので、あと、5ヵ月で返済できます。
これが「期間短縮型」です。
「期間短縮型」とは、その名の通り、通常の返済額以外のまとまった金額を、まとめて払い、ローン残高を減少させることです。
一方、当初は、15ヵ月で完済する契約で、あと10ヵ月で完済すればOKです。
残りの借金が50万円なので、毎月5万円支払えばいいことになります。
これが「返済額軽減型」です。
「返済額軽減型」とは、返済期間の変更はなく、毎回の返済額を減少させることを指します。
なお、どの方法も、手数料がかかります。